駝鳥の戯言…

思った事、あった事をそのまま書く…うそは書かない…

XC90

一個すっ飛ばした。ゲレンデバーゲンの前にこいつがいた。そもそも、今回の車購入に当たって、最初にSUVというジャンルに興味を持って乗ったのが、XC90だった。と言うか、そもそもV70Rが限定で出るとかなんとか言ったメールが来て、冷やかし半分に見に行って、案の定つまらなくて…帰ろうと思ったら、XC90の試乗車があって、「きれいな形だなぁ」から今回のクルマ購入計画が具体的に始まった。

1)外観
ぱっと見いいなぁと直感的に思った。私の嫌いなリサイクルバンパーはちょっと引っかかったけど、全体的な流れは結構生理的に気に入った。背の高いボルボと言う感じがあまりしなくて、単純に欲しいなと思った。ディーラのミニスカートの営業もがんばっていたし、感じも良かった。
2)内装
センターコンソールが後ろに行くにしたがって斜めに下りてくる感じは、他のクルマと違った感じが出ていて良かった。プラスチックは…まぁどこも一緒だけど、我慢できる範囲だった。妙に初体験のウッドステアリングが気に入った。純正カーナビ用のモニターは、見えないっちゅーのと言った感じではあったが、まぁ付け替えれば良いだけの話し。シートはドイツ車に乗り慣れていたせいもあるが、比較的アメ車に近い大柄な感じ、シートと言うよりソファーに近い。距離を乗らなければきっと心地良いだろうなと思ったけど、長距離乗ったときはどうかなとも思った。ドイツ車の硬いシートに慣れているせいもあるだろうけど、あれは腰にきそう。3列目も狭いながらも座れるスペースを確保している辺りは、他のSUVとの差別化もあり…と思ったが、ランクル乗ってたときも3列目に人を乗せた記憶がない。ので、私にとってはトランクスペースの邪魔者にしかならない。
3)エンジン
2.5Lとその上(3L?)と両方乗った。2.5Lは、他のボルボと一緒で勇ましく回すと、「ぐももももももも…」と特有の音を出していた。あんまり高級っぽくない。上の奴も同様だったが、パワーがあるからあまり回さなくて済む。ので、ぐももももはあまり聞こえない。でも、今時アッセンブリがないからといって、4ATはないでしょ。最上位グレードが。2.5Lはエンジンが小さいし、他のモデルで5ATとの組み合わせがあったから良かったけど…でもねぇ。まぁ飛ばす車じゃないから、必要充分なパワーかな。燃費は排気量が小さい分よさそうだし。
4)足回り
うーむ…かなり辛いかも。足回りのせいだけではなく、シャシーの緩さも手伝ってか、緩慢な感じが常に感じられた。まぁ普通にまっすぐ走っている限りは、何の問題もないのだろうが。足も柔らかめで、高速とか走るとちょっと不安になるかも。まぁあれはあれで良いのかな。どのSUVとも違った味付け。
5)総評
XC90を見ている頃は、カイエンの見た目のエグさになれておらず、カイエン自体は全く購入対象にするらなっていなかった。で、XC90のデザイン的なよさが目立っていたせいもあって、結構買おうかな症候群に駆られていたが、乗ってみて駄目だと思った。と言うか、合わないと思った。別にコーナーで踏ん張れとは言わないが、足回りもシャシーも、もうちょっと締め上げてもいいんじゃないかと思う。まぁそうするとボルボじゃなくなるのかな?新しいのは、4ATの問題も解消されているみたいだし、エンジンもでかいのが載った(しかも日本製?)のが出たみたいだが、今や眼中に入らず。
シート、足回り&シャシー、ATとさすがにこれだけNGアイテムが揃ってしまうと、購入意欲は低下する。乗らなければ買っていたかもしれない。まぁそんな無謀なことはしないが。