駝鳥の戯言…

思った事、あった事をそのまま書く…うそは書かない…

つれづれ

現在、午前3時半…あまりの歯痛に眠れない状態。一ヶ月くらい前から疲れたりすると奥歯がとても痛くなることがあった。前に歯根が折れてインプラントを入れる羽目になったことがあったけど、その時と同じくらいの痛み。。。でも、不思議と2〜3日もすると痛みが消える。。。折れているのなら痛みが消えることはないから疲れているのかな…くらいで考えていた。東京にいれば恐らくは行きつけの歯医者に行っていたと思うけど、大阪出張中と言うこともあり、痛みが消えることもあり、ちょっとタカをくくっていた。。。まぁ大丈夫だろうって。
先週から、痛みが消えなくなって来た。治まりはしたけど痛み自体は消えない。。。そして週末には、鎮痛剤を飲まなければ耐えられないくらいの痛みになった。。。しかも痛みが治まることもない。出先の京都でどうしても耐えられなくなって歯医者に行った。。折れているのなら抜くしかないので、レントゲンを撮って、最悪抜いて…と思ったが、折れてはいない。以前の根の治療が不十分だったせいで、炎症を起こしているために痛いんだと。要は化膿している。かみ合わせが出来ないくらい痛いが、根の治療は時間もかかるので出先の京都での治療は諦める。。。でも、痛い。。。この年末年始に…と思いつつも、大阪で探せば良いかと痛いのは我慢出来ないけれど、鎮痛剤を飲み続けてだましだまし週明けを迎えた。
月曜日、大阪に移動したけれど時間が取れない。。。かなり強い鎮痛剤を飲んでいたせいもあり、耐えられない痛みじゃない。。ちょっと妥協…そしてかなり後悔。結局火曜日の朝イチでネットで見つけた歯医者に。。。歯医者選びでは今まで失敗を何度も味わっているから慎重に…と思いたかったが、背に腹は変えられず。。まぁインプラントもやってるくらいだし、そこそこ大丈夫だろう。。。と、とりあえず症状を説明し…痛みがあるうちは治療が出来ないと言われ、膿を出さないと…とかぶせものを取って痛みがある程度引くまで我慢。。。えっかぶせもの外すのは良いけど、何にもなし?大丈夫なの?とは思いつつ、痛いと思考回路は思いっきり鈍るので、そのまま引き下がる。。。。治療の時に麻酔をしていたので、2時間くらいは痛みもあまりなく。。。麻酔が切れたら地獄。。。そしてもらった鎮痛剤と消炎剤を飲んだ。。。けど、痛みが治まらず、結局電話をして再度訪院。

ここからが地獄の始まり。。。。
混んでいますが…と言われていたが、比較的あっさり診察室へ。院長が対応し、痛みが引くまではあまり治療が出来ないことを再度言われ。。。まぁそれは判っているけど、何とかなりませんかね・・・判りました。ちょっと治療してみましょう。

ここまでは良かった。

院長が去った後、比較的若い女医が来た。まぁ混んでいるから仕方がない。院長が引き継ぎを後ろの方でやっている。あんまりいじらない方が良いから。。。微妙に返事をしない女医。そして私の元へ。前回撮ったレントゲンを見ながら、かなり化膿してますね。この膿が出ないと痛いんですよ。。。それは知っている。で、ちょっと治療しますね。痛いかも知れないですが、痛かったら仰ってください。。。まぁ常套句。そして地獄の治療が始まった。
炎症を起こしていると、確か麻酔は効きにくいはず。。。案の定、結構いっぱい打っている。歯医者だとシンマって言いますが…それなりに歯茎も痛いので、麻酔の針も結構痛い。

「痛いですか。」
「我慢はできます。」
「もうちょっとですからね。」

麻酔が効けば、痛みも感じなくなるし、2時間くらいは鎮痛剤を飲まなくても保つから、ここは我慢。。。

麻酔の針が抜けて、位置を変えて深く入れられるのが判った…次の瞬間、この世のものとは思えないくらいの激痛が全身に走った。思わず診察台の上で、のけぞってしまった。痛かったら意思表示のための左手を挙げて…が、既に痛みでふるえていて硬直状態になるくらいだったが、何とか我慢して左手を挙げて…思わず助けてって叫びそうなくらいな痛み。でも、左手を挙げたんだから解放される…と、思ったのが間違い。明らかにしゃれにならないくらいの痛みを全身で表現しているのに、その馬鹿たれ女医は手を止めない。

「…ぅ…ぅ…」

と、声にならない声と左手の挙手で精一杯アピール・・・しかし、女医は手を止めない。そして、更に針の位置を変えて麻酔薬を注入…全身の毛穴からいやーな汗が一気に噴き出し、呼吸は荒くなり、思わず涙が滲んできたが、それでも女医は手を止めない。

しばらくして、女医の手が私の口から離れた。

「……」言葉が出ない私。

「口、ゆすいでください。」と女医。

しかし、あまりの痛みに全身が硬直し手が震えている。とてもじゃないが、うがいなどできる状態ではない。

「痛いですか?」

(見りゃ判るだろ!!!!)…心の声。

無情にも診察台の背もたれが起こされ、再度…

「口をゆすいでください」

と、冷酷(にしか聞こえない)な声。

背もたれが起こされたので、思わず前方向にうずくまり、全身がふるえるのを押さえるので精一杯な状態。女医は院長に「かなり痛いみたいです。」…おまえのせいじゃ。思わずふざけるなと怒鳴り散らしたい気分になったが、声が出ない。何とか口をゆすいで背もたれに寄りかかる。。。心臓はバクバク言っているし、呼吸も大きく荒い。。。しかし、女医は冷酷に(しか聞こえない)こう言った。

「倒しますよ。」

いやいや…まだ全身で痛みを表現してるでしょ。しかも息が上がってしまって思うように口が開けられない状態…しかし無情にも背もたれは倒され、無理矢理口をこじ開けられ、治療が再開された。

忙しい中、院長がたまに様子を見ながら、「あんまりいじらない方が良いから。」思わず心の中で賛同していたのは私だけ。その女医は手を止めようとしない。歯根の治療は何度も受けているので、次に何をするかも判るから、「ここで終わりかな?」「ここでお終いだろう…」と、何度も思ったが全ては虚しい希望的観測で、なんで最初の治療でこんなにやるの?と言うくらい、がんがんと治療の手を止めない女医。歯根治療のための細いドリルのような針で歯根を掃除している…結構痛いんだよな、これ…と、多少は麻酔が効いてきたのと、さっきまでの地獄の痛みが落ち着いてきたので、少し冷静に状況分析。
しばらくして治療用の針を置いたので、やっと終わりか…と思ったら、やおら「ちゅいーん」と歯を削り始めた。針であれば我慢出来た痛みも、さすがに振動を伴う治療では麻酔をしているとは言え痛くなってきた。

「痛いんですけど。」
「もう少しですから。」

いやいや、痛いっちゅーの。

結局その女医は、膿を出すことだけを目標に、生身の痛みを感じる人間を相手にしていることなど、全く意に介さない状態で治療を続けていた。そして半ば満足げに、

「今、痛いですよね。」

(さっきから痛いっていってるやろ!)

「今、膿が出てきてますから。」

そりゃ、ありがとう。いくら治療して”いただいている”身であったとしても、こんな激痛に耐えなければならない義務はないでしょう。お宅のHPには、”無痛治療”って書いてあったぞ…と、心の中で叫びながら、きっとどくどくとでている膿を見て満足しているんだろうなと言う女医の顔を想像していた(目の部分にタオルを掛けられているので、顔が見えない)。

治療が終わった。はっきり言って声が出ない。虚脱感というか…呆然としていると言った方が良いか?とにかく全身汗びっしょりであり、力が入らない。なんか女医が色々説明しているけど、全然耳に入ってこない。治療が終わったという安堵感で、全ての外的事象の受け入れを脳がシャットアウトしている感じ。


そして、こんな時間にブログを書いている…最後にもらった鎮痛剤がかなり効くようだが、4時間以上開けないと駄目なのと、4時間後くらいから効き目が薄れるのと、一日3回以上飲めないのと…で、ぎりぎりまで我慢していたけど、もう限界・・・で飲んだのは良いけど、痛みがそんな簡単には引かず。。すっかり目が覚めてしまった。

この所、痛みによる寝不足と、歯痛で食事が思うように取れないのに、強い薬を飲んでいるので、胃痛がひどくなってきたのと…の痛いのダブルパンチ、プラス寝不足で体調はボロボロ。精神的にもかなり苦痛で、厄年の最後を飾るにふさわしい、最低最悪な状態…これ以上はないでしょって言うくらい。。。。